小野不由美さんの「十二国記 風の海 迷宮の岸」を読み終わったので、読書感想文を書きます。
十二国記シリーズでエピソード2です。
今回は戴という国を舞台としてて、あの「泰麒」を主人公としたお話です。
遡りであの泰麒の子供のころの話を読めるってなんかちょっと得した気分です!
改めてですが、十二国記の世界では、各々の国で麒麟が王を指名するわけです。
で、今回は子供の泰麒が麒麟の立ち位置で誰かしらを王に選ばないといけないのですが、本当に自分は麒麟として活動できるのか?といった葛藤などあったりの話の内容の展開です。
主な登場人物
泰麒:今回の話の主人公。子供ながらに、麒麟として振舞わないという宿命を背負っている。ただ、本当に麒麟として活動できるのか?悩んでいる。
景麒:ケイキも麒麟だが、泰麒に対して麒麟の姿を見せたり見本となっている。ん?あのエピソード1で出てきたケイキと同一人物?
驍宗:一見はとっつきにくい怖い人。ただ、心はやさしい?
李斎:泰麒にとっては癒し的な存在。
所感
泰麒もエピソード1の登場人物の陽子と同じく日本で生活をしていたのに、ふとした拍子にこの十二国記の世界に連れ出されたわけなんです。
しかも、君は「麒麟」なんだといわれたら、たまげますよね。
「麒麟」としての役割を教えてもらっても、そりゃ果たして自分は麒麟として振舞えるのか心配になってしまうと思います。
そんなときに、泰麒の親的な立ち位置として登場してくるのが、驍宗と李斎なんです。
お父さんとお母さんといったところでしょうか。
そしてそんな麒麟として泰麒は誰を王に選ぶのか?
こんな状況になったら必然的に驍宗か李斎を選んでしまうんじゃないでしょうかね。
たとえ、王となる資質を持ち合わせていなかったとしても、、
ちなみにこのエピソード2は1よりも前のお話らしいです。
そして、景麒もあのケイキです。
ケイキは陽子を十二国記の世界に連れ去って、そのあとは自分はどこかに行方をくらませてて、こんなところに居やがった!
と思ったら、時系列でみた場合は2→1だったわけなんです。
今のところ、「最新刊→エピソード1→エピソード2」と結果的にどんどんと過去に遡って読んでしまってますが、次のエピソード3はどんな展開が待ってるのか楽しみです!
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